劇的ビフォーアフター『山奥のポツンと一軒家の古民家再生のメイキングリポート』◆エピソードV 最終章◆

お知らせスタッフブログ

◆エピソードⅠ◆
《途方もない仕事・ゴールが見えずに手探りスタート》
◆エピソードⅡ◆
《匠の挑戦とS家の想いに・一流の監督と職人を人選・そして社員総動員》
◆エピソードⅢ◆
《TVではやらなかった『大工の伝統技術・耐震補強(床補強・柱補強)》
◆エピソードIV◆
《実は外壁の改修もやったんです》
◆エピソードV◆
《最終章 足湯棟とインテリア飾り付け》←イマココ

 

 

大改造!劇的ビフォーアフター
『山奥のポツンと一軒家の古民家再生のメイキングリポート』
エピソードV  最終章

訪れたお客様を最初に驚かせる 足湯棟

 

今回の大改造の目玉の一つが足湯棟の新設です。

訪れたお客様は真っ先に足湯棟が目に入ります。「こんな所で足湯ができる!!」ときっと驚くはずです。

山奥のポツンと一軒家、水道もなく火力もない場所に自分の足で登ったご褒美に足湯でリラックスできる。

匠はこんなサプライズも企んでいました。

最終章では足湯棟の新設の大苦労と様々な関係者を巻き込んだプロセスをご紹介させていただきます。

足湯棟の建屋に難題続出!!

もともと足湯棟の建屋の計画は現在の完成した建屋ではなくその裏手にあった3坪ほどの小屋の予定でした。

しかし小屋は今にも倒壊しそうな建物でした。これを足湯棟に再生するのは誰の目にも大変な仕事。

そこで匠が出した判断は、S家がお茶の乾燥を行っていた小屋を足湯棟へ再生するというもの。しかし小屋の中には以前使っていた機械や用具がビッシリ!

ここから匠は現在完成した、真っ先にお客様を出迎え茶園と眼下を見渡す景色が一望できる足湯棟へと変貌させていきました。

小屋の構造補強と景観の為の展望窓づくり

小屋の腐朽が進んでいるため一旦小屋を持上げ土台の入れ替えや、柱の入れ替えを行い構造補強を施しました。

同時に南側の外壁に大きな展望用の開口窓を設置し、足湯に入りながら茶園と眼下の絶景を一望できるような場所へと再生が進んでいきました。


元の小屋を生かしつつ柱や土台の交換

 


南側の景観を望めるように大開口窓の設置

 


後にボイラーと薪置き場となる場所も増設

 


外壁材の下地組

関係者総協力にて足湯棟のシンボリックな外壁が完成

足湯棟の外壁は匠の英知の結集といっても過言ではないと思います。

実はこの大改造の少し前、当社グループの会長宅の仕事を一緒にやっていました。その仕事も大変大掛かりな、実に3年を要する一大プロジェクトで、その一期工事として由緒ある蔵を2棟再生するという工事。

その蔵の解体する銅板屋根を再利用してS家の足湯棟の外壁に再生するという計画。但しここでも一工夫、銅板の板をシンボリックに波加工を施し、山小屋の雰囲気に合うラフな感じに仕上げるという狙いがありました。

ここで登場するのが、匠が非常勤で教える専門学校建築学科の生徒たちにこの銅板を波加工してもらい出来上がった銅板を生徒たち自身で足湯棟の外壁に取り付けさせるという関係者を巻き込んだワクワクするような企みだった。

 

当社静鉄グループの会長宅の蔵2棟の銅板屋根を撤去再利用
S家が茶農園の為当グループのルーツがお茶に深くかかわることから会長が快諾

 


静岡市柚木にある静岡産業技術専門学校 建築学科の生徒有志約20名

 


学校の屋上にて板金の波加工 生徒たちは約300枚の銅板の加工に悪戦苦闘

 


現場の足湯棟への銅板波加工板の取付。
最初はおぼつかない手つきだったが順調に作業が進み予定の箇所の取付が無事終了となった

 

 


完成したシンボリックな外壁。

 


一部はS家の屋根裏から発見した杉皮にて

S家の屋根裏から発見した樽桶を利用し、印象的な湯舟を製作

足湯に必要な湯舟にも匠ならではの豊かな発想とサプライズが用意されました。

当初はS家の茶箱を湯舟に再利用する予定でしたが、屋根裏から見つかった形の違う2種類の樽桶を湯舟に再生することになりました。

ここでも大工の技術が遺憾無く発揮されています。

形の違う2つの樽桶を互いに切断し、ひょうたん型につなぎ合わせてその内側には湾曲べニアを張り接合。外側は樽桶の風情を残した杉板を加工し湾曲に貼り付け。内部はお湯が漏れないようにFRP防水を施し正しくひょうたん湯舟の完成です。

湯舟を足湯棟の真ん中に据え、そこに母屋で使われていた山の水脈から引いた自然水を配管で引き込み蛇口を取付て水がいつでも使えるように!

また、薪ボイラーを購入し、湯舟に循環パイプを設置し、薪を燃やして温めて湯舟に循環させてお湯を沸かすという昔の家庭でよく使っていた風呂を再現。薪は母屋の解体で出た大量の廃材を活用すれば当分の間は十分な量が確保できるようになっていました。

こうして見事に山奥のポツンと一軒家の古民家に訪れたお客さんがホット一息入れられる足湯のおもてなしの場所が完成しました。

 

形の違う2種類の樽桶をひょうたん型に接続

 

 


FRP防水を施し湯舟へと再生

 

 


山からの水脈を引き込み蛇口をつける

 

 


薪ボイラーを設置水を循環させてお湯を沸かす

 

 


足湯棟。ひょうたん型の湯舟と腰掛は茶箱を再利用。
南面は景色が望める展望窓

 

 


薪ボイラー側より

 

 


お洒落な銅板波板が印象的な外観

 

 

メイキングリポートはこれで終了ですが、最後に今回の劇的大改造の全貌を完成写真でお見せします。(会長・下田撮影)

 

 

エピソードを最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

次回からは、実際にS様邸の現場で工事や飾りつけを行った当社社員による記事がスタートします♪ 会長とはまた違った視点で、番組の裏側をお伝えいたします。

どうぞお楽しみにー!!(スタッフより) 😊👍✨

 

 

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